我々の体と心は●●で作られている
We are what we eat.
(私たちは、私たちが食べるものによって作られる)
英語にはこのような(↑)表現があります。
日本語というか、漢字的には、
「食」は「“人”を“良”くする」と書きます。
私たちの体は、私たちが口から食べたり
飲んだりしたもので作られています。
「人体の細胞更新速度」というサイト
によると
人体の細胞の数は、約60兆個で、単純計算すれば、毎日1兆個の細胞が入れ替わり、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個が新しい細胞になっていきます。
上は、書いてあります通り
「単純計算」のお話ですね。
実際には、身体の部位によって、
細胞の更新頻度は大きく違いますが、
例えば
胃の粘膜:約3日で全て入れ替わる。
筋肉:早い細胞は1ヶ月で約60%、遅い細胞は約200日で全て入れ替わる。
皮膚:約1ヶ月で全て入れ替わる。
骨:幼児期は約1年半、成長期は約2年未満、成人は約2年半、70歳以上は約3年で全て入れ替わる。
という感じで、骨でさえも、その細胞は
(時間はかかりますが)入れ替わって
いるのだそうです。
***
では、私たちの心は何で出てきているか?
We are what we think.
(私たちは、私たちの考えることによって作られる)
英語では、こんな風に表現できるのではないか
と思うんです。
心理学の研究によると、
人は1日に6~7万個の事柄を考えている――
と言われています。
アメリカの心理学の研究によると、人間は1日におよそ6万個の物事を考えると言われています。睡眠を除くとほぼ毎秒、何かを考えているのです。
人間は1日6万回考えてる!? より引用
また「思考」がもう少し“形”になるというか、
捉えやすい形になって現れるのが
「言葉」
ですよね。
人は1日にどのくらい言葉を発しているか、
知っていますか?
例えばこちらの記事によると
米メリーランド大学の研究結果によると、男性が1日に発する単語数は平均7,000語。一方、女性の場合は平均20,000語――およそ3倍もの単語数を発しているといいます。
という数字が出ています。
まあ、日本人はもう少し無口だったり
するのかもしれませんが。
***
さて、先ほど、人間は1日に6~7万個の
物事を考えるとお伝えしましたが、
それには続きがあり、
アメリカの心理学の研究によると、人間は1日におよそ6万個の物事を考えると言われています。睡眠を除くとほぼ毎秒、何かを考えているのです。
そしてほとんどの人間がその6万回のうち、95%昨日と同じことを考えていて、80%はネガティブなことを考えているとのこと。
人間は1日6万回考えてる!? より引用
なのだそうです。
ここで大事な問いは、
これです。
心が入れ替わるのには、一体
どのくらいの時間がかかるのか?
***
私ロイは、約2年かけました。
2009年から2011年くらいの
2年間、ひたすらに心と向き合い、
自分の思考を観察し、ネガティブな
ことを考える自分を解消していった
ことがあります。
2年経ったら、性格が変わりました^^
それまでは、とがってたんですよ。
僕も繊細なので(笑)、いろいろと
傷ついていました。
それが原因で、いろんなことに腹を
立てていました。
その結果、短気でしたし、自分のことも
他人のことも、非常に厳しい目で
常に見ており、とても批判的でした。
しかし・・・2年間、心と向き合いました。
***
何をやったかというと、まずは「言葉」
と向き合ったのです。
言葉というのは「言の葉」と書きます。
つまりは「葉っぱ」なんですよ。
葉っぱがあるということは、枝があり、
幹があり、根っこがあり、そもそも
土壌があるということ。
最終的に、目に見える形で出てくるのが
「葉っぱ」であり、「言葉」なのです。
では枝は何かというと、「思考(考え)」
だと思います。
幹に当たるのは「概念」であり、
根に当たるのは「パラダイム(世界観)」。
私はそんな風に捉えています。
概念やパラダイムというのは要するに、
世の中をどのように捉えるか、
という捉え方のこと。
同じ出来事を見ていても、それを
「良い」と思ったり「悪い」と思ったり、
人によって考え(=枝)が違いますよね。
それは、もっと幹や根っこのところで
世界観だったり、持っている概念が
違ったりするわけです。
例えば日本だったら、空気を読んで、
みんなと調和できるのが良いとされます。
ですから、でしゃばらずに、黙っている
ことが評価されるケースがたくさんあります。
しかし、欧米では、自分の意見を持って
きちんと主張することが大切です。
ずっと黙っていると、考えのない人として
相手にされなくなります。
そういった文化や環境の違いが「土壌」
なのかもしれません。
とにかく、そうやって「パラダイム(根)」
や「概念(幹)」が育まれてきたのです。
それに基づいて、我々は「思考(枝)」
して、「言葉(葉)」を発しているんです。
***
しかし、私たちがどんな「木」なのか
(どんな土壌・根・幹etcを持っているのか)
を観察するのは、容易ではありません。
ただそこで鍵となるのが「言葉」なのです。
言葉にすることで、文字として紙に書く
ことができるようになり、客観的に
観察しやすくなります。
私が2年間やったことは、自分の「言葉」を
通じて、その背後にあるものを見つめたのです。
自分は一体どんなパラダイムや概念を
持っているのか?
それは、言葉を通じてしか観察がなかなか
難しいです。
例を出すならば
「継続は力なり」
という言葉があります。
これを、盲目的に信じている人が
多いなと思うんです。
そして、何かが続かないことに対して
「自分は飽きっぽくてダメだ」
「自分は根性がない」
なんて思ってしまう人が多かったり
するんですよね。
でも、それは一方的な見方でしか
なく、一方的に否定をしてしまって
いるだけなんですよね。
こういう「偏り」を解消して、
世の中をもっと「ありのまま」に
見られるようにすることが、
心と向き合う作業だと私は思います。
この世の中に、否定すべきことなど
ありませんからね。
(※「継続は力なり」の対極に
あるものについては次回書きますね)
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